遠藤暁のブログ

青年海外協力隊に関することを中心に、海外で感じたことや自分の思い、サッカーについてなどを発信するブログです。

青年海外協力隊は税金の無駄遣い? 遊んでいるだけの隊員もいる?

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こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。

 

本記事では

青年海外協力隊は税金の無駄遣いなのか?”

という部分に触れていきます。

 

 

みなさんは青年海外協力隊と聞いたときに、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか?

 

  • ただのボランティア
  • なんかすごいことをしている
  • 海外でなにかしているひとたち
  • そもそも青年海外協力隊なんて知らない

 

いろんなイメージがあると思います。

 

 

そんななかでたまに聞くのが

青年海外協力隊は税金の無駄遣い”

という意見。

 

協力隊を海外へ派遣する際、隊員一人につき合計で約1,000万円くらいのお金がかかるといわれています。

 

そしてそのお金はどこから出てくるのかというと、国の税金。

 

だからこそ青年海外協力隊に対していい印象を持っていないひとたちは

“協力隊事業は税金の無駄遣いだ!”

と言うわけです。

 

 

ではなぜ、協力隊に対していい印象を持たないのか。

どんな部分が批判されやすいのか。

 

そういった観点を、現役の青年海外協力隊であるぼくが考えていきます。

 

 

それでは本題に入っていきましょう。

 

 

 

青年海外協力隊は税金の無駄遣い? 遊んでいるだけの隊員もいる?

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そもそも青年海外協力隊が「国の税金でおこなわれている事業」だと知らないひとがほとんど。

 

それを知っているということは、協力隊に対してある程度の知識を持っているということです。

 

 

協力隊についていろいろ知っているひとが

青年海外協力隊は税金の無駄遣いだ”

というのは、どんな部分を見てその意見を言っているのか。

 

原因は一つではないでしょうし、正解もありません。

ただいくつか思い当たる節はあるんです。

 

協力隊を批判するひとたちの意見として考えられるのは下記の2つ。

 

  1. 遊んでいるだけの隊員がいる
  2. お金をかけている割に目に見える「成果」や「結果」が出ていない

 

上記の2つの理由をより深く掘り下げていきます。

 

 

①遊んでいるだけの隊員がいる

 

まずは

“遊んでいるだけの隊員がいる”

という意見について。

 

青年海外協力隊のボランティアとして海外へ派遣されたにもかかわらず、遊んでばかりいたりまともに活動しない隊員がいるということ。

 

 

この意見に関しては、完全に否定できるというわけではありません。

 

ぼくが実際に遊んでばかりいる隊員を見たわけではないので

“遊んでばかりの隊員なんていませんよ”

と言い切りたいところ。

 

ただあんまり仕事をしていない隊員がいるという話をぼくも聞いたことはあるので、完全に否定できるわけではないんですよね。

 

 

しかしこの「遊んでばかり」という意見は、若干の勘違いも含まれているかなと思うんです。

 

遊んでばかりと思われてしまう原因もいくつかあるんですよ。

 

 

 

そもそもの活動時間が短い

 

青年海外協力隊の仕事の内容は、配属される機関や場所によってまったく違います。

 

例えばぼくの場合

  • 月、水、金→午前も午後も活動
  • 火、木→午後のみの活動
  • 土、日→公式戦

上記のようなスケジュールなので、定休日というものはありません。

 

 

しかし、例えば小学校の先生として派遣されているひとで

平日は毎日午前だけの活動で午後は活動がなく、土日は休み

という隊員もいます。

 

これは小学校の先生として派遣されているひとを否定しているわけではなくて、「職種や配属先によってそれだけの違いがありますよ」ということを説明したいだけです。

 

 

午前で活動が終わるひとは、午後になにをするのか。

それは各自の自由ですよね。

 

でも活動時間があまり長くなくて自由な時間が多い隊員をみて、「遊んでいるだけ」なように見えてしまうんじゃないかなと。

 

確かに自由な時間は多いかもしれませんが、しっかり活動をしていることは事実です。

 

そこに少し勘違いがあるんじゃないかなと感じますね。

 

 

旅行の内容だけSNSにあげる

 

もう一つ勘違いされやすい要素として、SNSの使い方に関して。

 

ぼくの場合毎日noteを更新したりブログを書いたり、ハッキリ言って青年海外協力隊のなかでもトップクラスで発信している自信があります。

 

 

しかしすべての隊員がしっかり発信しているわけではありません。

SNSを全然使わない隊員もいるわけです。

 

普段の活動の様子は全然SNSにあげないにも関わらず、旅行にいったときだけたくさんSNSを更新する。

 

そういった使い方をしていると「遊んでばかりいる」という勘違いをされやすいですよね。

 

 

青年海外協力隊のボランティアは、年間20日の国外旅行が認められています。

 

自分が活動している国から出て、他の国へいく。

旅行へいくこと自体は悪いことではありません。

 

ただ普段の活動の様子は全然SNSに投稿しないのに旅行の時だけたくさん更新するとなると、見ているひとからすれば「遊んでいるだけじゃん」となりますよね。

 

“普段の活動の様子を投稿しないのはなんでなの?”

という声も聞こえてきますが、基本的に日々の活動は同じようなことの繰り返しなので、似たような写真しか撮れなかったりするんです。

 

だから毎日のようにSNSに投稿するにしても、同じような投稿になってしまいがち。

 

そうなると普段の活動の様子の投稿は減り、旅行にいったときの新鮮な様子の写真を載せたくなってしまうんです。

 

 

隊員のひとたちは、この勘違いを生まないためにも普段からのSNSの使い方には気を付けないといけませんね。

 

 

②お金をかけている割に目に見える「成果」や「結果」が出ていない

 

青年海外協力隊は税金の無駄遣い」と思われるもう一つの理由として

“お金をかけている割に目に見える「成果」や「結果」が出ていない”

というものがあるかなと思います。

 

 

青年海外協力隊の活動においては、成果や結果に関してノルマなどは存在しません。

 

そもそも2年間という限られた時間のなかで大きな成果や結果を出すのはかなり難しいこと。

 

その短期間でなにか変化をもたらせたら、それはすごいことだと思います。

 

協力隊は目に見える成果や結果を求められているわけではないというのは事実。

 

だからこそ

“成果や結果を追求しないのになんのためにボランティアを送っているんだ。そんなの税金の無駄遣いだろ”

という意見が出てしまうのは、致し方ないことかなと。

 

 

しかし協力隊は、成果や結果以外の部分で本当に価値のある活動をしているとぼくは感じています。

 

でもそれは、実際に協力隊として自分が活動しているからこそ気づけること。

 

外から協力隊の活動を見ていると

“成果や結果を求めずになにしてるの?”

と思ってしまうのも理解できます。

 

 

実際に青年海外協力隊として活動している身としては、「税金の無駄遣い」と言われるのは悔しい限りですが。

 

でも客観的に見たときに、そう思われても仕方ないなという部分もある。

 

 

だからこそこうして協力隊として活動しているぼくがいろんなことを発信していくことで、この記事で書いたような誤解を解いていきたい。

 

協力隊のなかではトップクラスで発信しているという自負はあります。

 

いい部分だけでなく疑問に思うことやポジティブに捉えられないことも含めて、いろんな情報をもっとたくさん発信していきたいですね。

 

 

 

青年海外協力隊が税金の無駄遣いだとは思わない

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さいごにぼく個人の意見を付け加えておくと、青年海外協力隊が税金の無駄遣いだとは思いません。

 

 

2年間もの期間海外でいろんな活動をして個人としての経験を積めるのは、本当に素晴らしいこと。

 

青年海外協力隊の経験を生かしてその後世界で活躍しているひとたちもたくさんいるわけですから。

 

協力隊としての2年間の「任期中」に大きな成果や結果を出すことは難しいかもしれません。

 

しかし協力隊を経験したことで

  • なにかが変わるキッカケ
  • 新たな視点を見つけるキッカケ
  • 自分自身を成長させるキッカケ

になったり。

 

経験したひとに大きな見返りをもたらすことは間違いありません。

 

 

青年海外協力隊の2年間としての任期のみではなく、隊員を経験したひとのその後の人生も含めて「青年海外協力隊」というものを評価してみて欲しいなと思います。

 

 

以上、青年海外協力隊は税金の無駄遣いなのか?」ということについて書きました。

 

それでは今回はこの辺で。