遠藤暁のブログ

青年海外協力隊に関することを中心に、海外で感じたことや自分の思い、サッカーについてなどを発信するブログです。

青年海外協力隊が受け取るお金は200万以上! その内訳を徹底解説

f:id:satoru54:20191024032231j:plain

 

こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。

 

この記事では

青年海外協力隊が受け取るお金”

について書いていきます。

 

 

協力隊に興味があるひとが気になることといえば

  • 職種や要請内容
  • どの程度の語学力が必要なのか
  • 資格や実務経験は必要なのか

こういったものかなと。

 

しかし上記以外に『お金』事情について知りたいひとは多いはずです。

 

青年海外協力隊はボランティアだから無給で活動するの?”

 

“自費で払わないといけないお金もあるの?”

 

“現地での生活費はどうするの?”

 

 

本記事ではこういった『協力隊のお金事情』について徹底的に解説していきます。

 

この記事を読んでおけば青年海外協力隊のお金に関する情報は網羅できますので、ぜひ最後まで読んでください。

 

 

それでは本題に入っていきましょう。

 

 

 

青年海外協力隊が受け取るお金は200万以上! その内訳を徹底解説

f:id:satoru54:20191024032410j:plain
 

 

先に結論をいっておくと、青年海外協力隊をしてもらえるお金の合計金額は200万円を超えています。

 

青年海外協力隊はボランティアだから無給なんじゃないの?”

そう思っていたあなたにとって、衝撃的ですよね。

 

おそらく200万円という金額は、みなさんの予想を超えているんじゃないかと。

 

 

ではなんのために200万円以上もお金が支給されるのかを、掘り下げていきます。

 

受け取る金額は

  • 派遣前
  • 任期中
  • 帰国後

 

の3つに分けられるので、それぞれで詳しくみていきましょう。

 

 

派遣前に支給されるお金

 

まずは派遣前にもらえるお金について。

 

任国に派遣される前にもらえるお金は

  1. 移転料
  2. 支度料
  3. 国内手当

 

上記の3つ。

 

 

具体的な金額とともに、順に説明していきます。

 

 

①移転料

 

これは

“赴帰任に伴う住居の移転のための経費”

という位置づけ。

 

受け取れる金額は

87,500円〜123,250円

となっています。

 

 

派遣される国によって金額が違い、アジア圏や大洋州は低めで中南米やアフリカは高めの設定です。

 

 

ボリビアの移転料=114,000円

 

 

②支度料

 

支度料は

“赴任に伴う諸準備のための資金”

という位置づけ。

 

任国に行く際に必要なものを買ったりするためのお金ですね。

 

派遣国による違いはなく、全派遣国一律90,000円。

 

 

③国内手当

 

国内手当は

“任期中に日本国内で支出が必要となったときや、帰国後に生活を立ち上げるために必要な経費への支援”

という位置づけ。

 

  1. 本邦支出対応手当
  2. 帰国初動生活手当
  3. 帰国社会復帰手当

 

 

の3種類があり、赴任前に受け取れるのは①の『本邦支出対応手当』

 

 

さらにこの本邦支出対応手当は

  • 派遣前訓練期間中
  • 派遣期間中

 

にもらえて、赴任前にもらえるのは『派遣前訓練期間中』のぶん。

 

訓練期間中にもらえる金額は40,000/月。

派遣前訓練は2ヶ月半なので、計10万円。

 

このお金は派遣前訓練終了時に一括で自分の国内口座に振り込まれます。

 

 

派遣前訓練に関しては以下の記事をご参考に。

 

 

派遣前に支給されるお金の合計

 

派遣前にいくらもらえるのかを計算してみましょう。

 

移転料+支度料+国内手当(訓練期間分)

 

移転料は国によって違うので

移転料+90,000円+100,000円

 

ボリビアの場合

114,000円+90,000円+100,000円=304,000円

 

 

任国に向けての準備を整えるには十分すぎるほどもらえますね。

 

協力隊として派遣されるための荷造りについては以下の記事を参考にしてください。

 

 

任期中に支給されるお金

 

続いては協力隊として派遣されている2年間の任期中にもらえる金額を見ていきます。

 

任期中にもらえるお金は以下の通り。

 

  1. 国内手当
  2. 現地生活費
  3. 住居費
  4. 健康管理手当

 

順に掘り下げていきます。

 

 

①国内手当

 

派遣前にもらえるお金のなかにもこの国内手当はありましたね。

 

ただ、派遣前と派遣中にもらえる国内手当の金額は違うんです。

 

 

派遣期間中にもらえる国内手当は55,000円/月。

この金額が毎月日本の口座に振り込まれます。

 

 

派遣期間は2年なので、派遣期間中にもらえる国内手当の合計は

55,000円×24ヶ月=1,320,000円

となりますね。

 

 

②現地生活費

 

現地生活費はその名の通り、現地で生活するためのお金。

 

  • 食費
  • 光熱水道費
  • 日用品代
  • 通勤交通費 

 

 

こういったものが現地生活費に含まれます。

 

*ここに『光熱水道費』が含まれていることを頭に入れておいてください。『住居費』の項目で詳しく説明します。

 

 

現地生活費は派遣国によって違い、現地の住民の生活実態を基準にした現地生活費調査結果を踏まえて決められます。

 

現地生活費は原則3年に一度見直しがされるので、ずっと同じ金額がもらえるわけではありません。

 

ちなみにこのお金は毎月支給されるわけではなく、四半期ごと(4月、7月、10月、12月)に3ヶ月分がまとめて支給されます。

 

支給されるのは日本の口座ではなく、現地の海外口座です。

 

 

③住居費

 

住居費とは、派遣国で自分が住む家の家賃。

これは限度額が決められており、その範囲内の家賃である家にしか住めません。

 

そして住居費の限度額は派遣国によってことなり、さらに派遣国のなかでも都市によって限度額は変わってきます。

 

 

ボリビアを例に見てみましょう。

 

  • ラパス首都圏、コチャバンバ市、サンタクルス市=370$
  • リベラルタ市、オルロ市、ポトシ市、タリハ市、トリニダ市、オキナワ市、サンフアン市、モンテロ市、キジャコジョ市=230$
  • その他=190$

 

 

上記のように、ボリビアという国のなかでも都市によって住居費の限度額は違う。

 

住居費にかなりバラつきがあるのは興味深いですね。

 

 

ただしここで注意点があります。

先ほどの『現地生活費』のなかに『光熱水道費』が含まれていましたよね。

 

ぼくが住んでいる家は

“電気代・水道代・ガス代の光熱費込で家賃300$”

 

つまり家賃のなかに『光熱水道費』が含まれているということ。

しかし光熱費は『現地生活費』から支払わないといけない。

 

 

こういった形で、家賃契約のなかに

  • 食事提供(ホームステイの場合)
  • 光熱費
  • その他のサービス

 

上記のようなものが含まれている場合、家賃額からサービス内容に応じた一律パーセンテージを差し引いた額が『住居費』として支給されるんです。

 

その一律パーセンテージとは以下の通り。

 

  • 食事3食付き=30%
  • 食事2食付き(朝・夕)=15%
  • 食事2食付き(朝・昼)=20%
  • 食事2食付き(昼・夕)=25%
  • 食事1食付き(朝)=5%
  • 食事1食付き(昼)=15%
  • 食事1食付き(夕)=10%
  • 光熱水道費(電気・水・ガス・ケーブルTV・インターネット)=5%

 

家賃のなかにこれらのサービスが含まれている場合、家賃の金額からこれらのパーセンテージが引かれた金額が支給されるということですね。

 

 

ぼくの実際のパターンを例に見てみましょう。

ぼくの契約内容は

“家賃300$、光熱水道費込”

なので、光熱水道費分の5%が引かれます。

 

つまり

家賃300$―15$(家賃300$×0.05)=285$

ということで、支給される住居費は285$/月です。

 

 

いまいち理解できないというひとは、家賃の金額を丸々もらえるわけではないということだけ頭に入れておいてください。

 

住居費も現地生活費と同様、四半期ごと(4月、7月、10月、12月)に3ヶ月分がまとめて支給されます。

 

 

④健康管理手当

 

健康管理手当は

“心身ともに健康管理を各自でしっかりおこなうことを支援するため”

という位置づけ。

 

このお金は2年間の任期中に一度だけ支給されます。

受け取るタイミングは、派遣期間の半分(一年)が経過したとき。

 

派遣されてから一年が経過したタイミングで、残りの一年も健康に活動してもらうための自己管理を促す目的もあります。

 

受け取る金額は派遣国による区別はなく、一律361$。

 

 

帰国時に支給されるお金

 

さいごは2年間の任期を終えて日本に帰国する際に支給される給料を見ていきましょう。

 

帰国時に支給されるものは以下の通り。

 

  1. 移転料
  2. 国内手当

 

 

順に詳しく説明していきます。

 

 

①移転料

 

派遣前にも移転料は支給されますが、帰国の際にも支給されます。

 

金額は派遣前と同様

87,500〜123,250円”

となっています。

 

 

②国内手当

 

最初に国内手当の説明をしたときに、国内手当には

  1. 本邦支出対応手当
  2. 帰国初動生活手当
  3. 帰国社会復帰手当

 

の3つがあるとご紹介しました。

 

この中で帰国時に支給されるのは②と③。

 

 

②の帰国初動生活手当は

“派遣期間終了後の引っ越しなどに対する支援”

という位置づけで、③の帰国社会復帰手当はその名の通り

“帰国後に仕事に就くまでの生活費などに対する支援”

というもの。

 

両方とも帰国直前に一括支給されます。

 

 

それぞれの金額は

  • 帰国初動生活手当=10,000/月×派遣期間
  • 帰国社会復帰手当=20,000/月×派遣期間 

 

 

2年間の任期をまっとうした場合

帰国初動生活手当=10,000円×24ヶ月=240,000円

帰国社会復帰手当=20,000円×24ヶ月=480,000円

 

合計すると720,000円

この金額が帰国直前に一括支給されるということですね。

 

 

帰国時に支給されるお金の合計

 

帰国直前にいくら支給されるか計算してみましょう。

 

移転料+国内手当

 

移転料は派遣国によって違うので、ボリビアの例で見ると

114,000+720,000円=834,000円

となります。

 

帰国してからもしばらくは生活に困らずに済みそうですね。

 

 

 

青年海外協力隊のお金事情、総括

f:id:satoru54:20191024032507j:plain

 

 

さいごに、派遣前・任期中・帰国後に支給されるお金の合計をまとめておきます。

 

  • 派遣前→移転料+支度料+国内手当

    ボリビアの場合→114,000円+90,000円+100,000円=304,000円

  • 任期中→国内手当→55,000円×24ヶ月=1,320,000円

    *現地生活費・住居費・健康管理手当は任酷で使い切ると想定

  • 帰国後→移転料+国内手当(帰国初動生活手当+帰国社会復帰手当)

    ボリビアの場合→114,000円+240,000円+480,000円=834,000円

 

すべての合計は、軽く200万円を超えています。

かなりのお金が支給されることが分かりますね

 

 

この記事によって青年海外協力隊のお金に関する疑問が解消されれば幸いです。

 

 

もし本記事を読んで協力隊に興味を持った方がいましたら、

青年海外協力隊の職種応募するために必要な英語力要請書の見方に関する記事もあわせてご覧ください。

 

 

追記

 

この記事で協力隊のお金について詳しく知り、青年海外協力隊に興味を持ったひともいるかもしれません。

 

青年海外協力隊は、国際協力を志すひとにとって本当に魅力的な制度。

 

あのフリーランス国際協力師の原さん(@kantahara)も

“海外ボランティアを仕事にしたいなら協力隊を目指すべき”

といっています。

 

 

下記の記事では協力隊に関しての魅力が書かれているので、ぜひあわせてご覧ください。

www.kantahara.com

 

 

それでは今回はこの辺で。