遠藤暁のブログ

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【書評】社員をサーフィンに行かせよう パタゴニア経営の底知れぬ魅力

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こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。

 

ぼくが読んで面白かった本をご紹介する記事です。

今回読んだのはこちら。

 

新版 社員をサーフィンに行かせよう―――パタゴニア経営のすべて

新版 社員をサーフィンに行かせよう―――パタゴニア経営のすべて

 

 

『社員をサーフィンに行かせようーーーパタゴニア経営のすべて』

 

みなさんも一度くらいはパタゴニアというブランドは聞いたことがあると思います。

かなり有名なアウトドアブランドですからね。

 

そんなパタゴニアの経営のすべてが詰まった一冊。

『経営』といっても、難しいことが書かれているわけではありません。

 

パタゴニアが掲げる理念や、大切にしていること、目指している姿などが書かれています。

 

難しい専門用語などは一切出てこないので、経営に関する知識がなくてもスラスラと読めてしまいます。

 

この一冊を読んで、ぼくは一気にパタゴニアのファンになりました。

 

“ここまで地球のことを考えている企業はない”

 

“利益よりも大切にしているものがある”

 

“明確なミッションを掲げ、それに向かって突き進んでいく姿勢”

 

読み進めていくうちに、このパタゴニアという企業が持つ素晴らしい魅力に気づきました。

みなさんにも、この本の内容を少しご紹介していきます。

 

パタゴニアという企業の魅力を、みなさんも知ることになるでしょう。

 

 

パタゴニア』という企業の素晴らしさ

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パタゴニアという企業の素晴らしさを一言で表すと、『自分たちが住む地球を大切にしている』ということ。

 

『環境問題』を解決しようと、本気で取り組んでいること。

 

その本気度に、胸を打たれるほどでした。

とにかく、徹底しているんですよね。

 

では具体的に、どういった取り組みで『環境問題』を解決しようとしているのか。

 

本書の内容とともに紹介していきます。

 

新版 社員をサーフィンに行かせよう―――パタゴニア経営のすべて

新版 社員をサーフィンに行かせよう―――パタゴニア経営のすべて

 

 

 

古紙のリサイクル

 

とにかく地球を汚すことはしないようにしようと心がけているパタゴニア

かなり早い段階で取り組み始めたのが、古紙のリサイクル。

 

1984年には、古紙のリサイクルを開始。カタログも、古紙配合率の高い用紙を探して切り替えた。

(中略)

それでも、再生紙に転換した結果、初年度だけで350万キロワット時の電力と2万3000キロリットル近い水を節約することができた。大気汚染物質も20トンあまり削減できたし、埋め立て処分されるゴミも1200立方メートルほど減らすことができた。また、1万4500本もの樹木を伐採せずにすんだ。

引用:新版 社員をサーフィンに行かせよう イヴォン・シュイナード、井口耕二

 

古紙のリサイクルだけでなく、建物の建設や改築するときでも、建材はできるだけ再利用する。

再生建材や毒性の低い建材を利用する。

 

こういった細かな部分にも気を使いながら、少しずつ大きな企業になっていったんです。

 

 

製品に使う素材にまでこだわる

 

パタゴニアが作っている製品は、素材や布地から環境に害がないようなものが使われているんです。

 

オーガニックコットンやリサイクルのポリエステルやナイロンなどを使い、さらに丈夫で長持ちするような工夫がされていたり。

 

長持ちする製品があれば、なんども買い換える必要がなく、その分ゴミの量も減らせるということ。

 

多機能であることも重要視

 

製品に使う素材、丈夫で壊れにくいものを作る。

さらに『多機能であるもの』を作ることも心がけているんです。

 

一つで二役こなされば、二つも道具を買わなくてすむ。

大量生産、大量消費にあらがう手段として、多くのものを買わなくてすむようにしていこうという考え。

 

丈夫で長持ちし、なおかつ多機能なもの。

こういった製品を作っていくことで

 

・一つの製品を使う時間が長くなるため、最終的にゴミとなるものが減る

 

・たくさんのものを買わずにすむので、大量消費を抑えられる

 

というような利点が出てくるんです。

 

 

利益重視の企業はパタゴニアのマネができない

 

いま紹介した

・丈夫であること

・多機能であること

こういったことは、パタゴニアが優良企業であることの象徴です。

 

もし利益重視なら、消費者にたくさん買ってもらったほうがいいに決まっている。

 

そうなると別に、多機能の製品を作ったりしなくてもいいわけですからね。

 

本書でも、こう言っています。

パタゴニアのミッションステートメントには、利益という文言は出てこない。我々は、事業を通じてよい行いをどれだけできたかが最終損益だと思っているからだ。

引用:新版 社員をサーフィンに行かせよう イヴォン・シュイナード、井口耕二

 

利益よりも、とにかく『環境について考える』ということを第一にしている。

そのミッションを掲げていくからこそ、根強いファンが獲得できるんですよね。

 

 

多額の寄付

 

一企業として環境問題に真剣に取り組んでいっても、やはり限界があったりやれる範囲に限りが出てくる。

 

そこでパタゴニアは、草の根レベルで環境問題の改善に取り組んでいる団体などに、多くの寄付をしているんです。

そしてその『寄付』に対して、誇りに思っているというのもいいですよね。

 

だが、我々が一番誇りに思っているのは、販売の数字でも製品ラインアップでもない。1985年以降、草の根の環境保護活動などに現金や現物で総額7900万ドルもの寄付を行ってきたことだ。その成果は、皆伐をまぬがれた古い森、原野に掘られずにすんだ鉱抗、散布されなかった農薬など、回避できた危機の数で評価している。この成果は、また、目に見える形となっている。有害なダムが撤去される、川がよみがえって自然の景勝地となる、公園や自然保護区が設けられるなどだ。もちろん、我々のみの功績だなどと言うつもりはない。我々は、最前線でがんばる活動家に資金を提供しただけだ。ただ、そのような活動や勝利の多くについて、元手となる資金を提供したり大口の寄付をしたりしてきたのは事実である。

引用:新版 社員をサーフィンに行かせよう イヴォン・シュイナード、井口耕二

 

『環境問題』を解決していくには、やはり自分たちだけでは限界がある。

企業では扱いきれないような問題もある。

 

でも、最前線で活動する草の根レベルの団体を『支援』することならできる。

そういった思いから、今までに多額の寄付をしているんです。

 

 

パタゴニアのミッションステートメント

 

パタゴニアには、ミッションステートメントがある。

『企業の理念』とでもいうべきものですかね。

 

パタゴニアのミッションステートメントは、「環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える」という言葉でこの歩みを表現し、「ビジネスを手段として環境に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する」という決意の言葉で結ばれている。

引用:新版 社員をサーフィンに行かせよう イヴォン・シュイナード、井口耕二

 

とにかく第一に考えられているのが『環境』

環境に悪いことは一切やらいないし、環境に対する負担を減らしていく努力を怠らないという姿勢。

 

個人レベルだと

・マイボトルを持ち歩いてペットボトルを買わない

 

・すぐに新しいものに買い替えず、修理できるなら直す

など、ちょっとした工夫はできます。

 

でも『企業レベル』で環境問題に本気で取り組んでいるって、すごいことですよね。

パタゴニアのミッションステートメントには、本当に心が打たれます。

 

 

読めばパタゴニアのファンにならずにはいられない

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今回ぼくが読んだパタゴニアに関するこの本。

 

新版 社員をサーフィンに行かせよう―――パタゴニア経営のすべて

新版 社員をサーフィンに行かせよう―――パタゴニア経営のすべて

 

 

パタゴニアに関する様々な情報が書いてありますし、本当に素晴らしい理念を持った企業なんだなと実感させられました。

 

本書を読めば、みなさんもパタゴニアのファンになるはず。

 

環境問題を解決していくには、一人一人の意識を変える必要がある。

ぼく自身の環境問題に関する意識は、この一冊を読んだおかげで十分変わりました。

 

みなさんにもぜひ、手にとって読んでもらいたいです。

 

いま地球が直面している環境問題の重大さ

 

パタゴニアが行なっている本気の取り組み

 

地球を救うために一人一人がやらなければいけないこと

 

こういったことを知るには、うってつけの一冊です。

ぜひ読んでみてください。

 

 

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