遠藤暁のブログ

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青年海外協力隊の『任国外旅行』ってなに? 現役隊員が徹底的に解説します

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こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。

 

先日、青年海外協力隊が利用できる『任国外旅行』という制度を利用して、ペルーとブラジルとアルゼンチンに行ってきました。

 

今回の旅行の目的は、主に3つ。

この3つのために、任国外旅行へいってきました。

 

しかし青年海外協力隊ではない方たちにとって、この『任国外旅行』というのはなんなのか、よくわからないですよね。

 

そこで今回はこの『任国外旅行』というものについて、現役隊員であるぼくが徹底的に解説していきます。

 

これから青年海外協力隊を目指しているひとも、ぜひこの記事を参考にしてください。

 

任国外旅行制度の概要

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*任国外旅行で訪れた、マチュピチュ

 

ここから、青年海外協力隊が活用できる『任国外旅行』というものを、解説していきます。

 

そもそも『任国外旅行』とは?

 

青年海外協力隊を経験したことがあるひとや、いま現在青年海外協力隊として活動しているひとなら、『任国外旅行』と聞いてそれがなんなのかはすぐにわかるはず。

 

しかし青年海外協力隊に関して詳しくないひとは、そもそも『任国外旅行』と聞いても、なんのことかわかりませんよね。

 

『任国外旅行』とは、自分が派遣されている国以外の国へ旅行にいける制度のこと。

 

ぼくはボリビアで活動していますが、ボリビア以外の国に旅行へいけるんです。

 

とにかく、自分の任国以外の国へと旅行にいくことを『任国外旅行』と呼ぶという理解をしておいてください。

 

任国以外ならどこへでもいけるのか?

 

では任国外旅行としてならどこへでもいけるのかというと、そういうわけではありません。

 

任国によって、旅行でいける国は変わります。

 

例えばぼくの場合、任国は南米のボリビア

 

ボリビア隊員が、2019年10月以降に任国外旅行として旅行へいける国は以下の通り

・メキシコ

キューバ

コスタリカ

ベリーズ

・セントビンセント

セントルシア

ドミニカ共和国

ニカラグア

パナマ

ホンジュラス

・チリ

ウルグアイ

エクアドル

・ペルー

パラグアイ

・ブラジル

・アルゼンチン

 

これらの中南米17カ国に加え、JICA国別安全対策措置の出ていないOECD加盟国

 

そして最後に、日本

 

以上の国へ、任国外旅行として旅行へいけるんです。

 

自分がいる任国によって任国外旅行としていける国は違ってくるので、そこは事前に自分で確認するようにしてください。

 

任国外旅行にいける日数

 

任国外旅行へは、一年の中で最大20日間いくことができます。

つまり、協力隊の任期である2年間の中での合計は、最大40日間。

 

旅行としては、十分な期間ですね。

 

しかし、一年目の未使用分の日程を二年目に持ち越すことはできません。

 

一年の上限が20日だけど、一年目は10日しか任国外旅行にいかなかったという場合。

 

この場合、二年目の任国外旅行の日数に、一年目に使用しなかった10日分の日数を追加することは不可能です。

 

とにかく、任国外旅行の日数は

・任期の一年目に最大20日

・任期の二年目も最大20日

これが変わることはありません。

 

任国外旅行に関しての費用

 

任国外旅行の費用は、もちろん各ボランティアの実費です。

 

そんなの当たり前といえば当たり前ですね。

旅行に行くための費用なんて、支給されるわけがありません。


青年海外協力隊として生活する上で

・現地生活費

・家賃

・国内手当

などなど、たくさんの手当が支給されるのは事実。

 

しかし任国外旅行に関しては、JICAからお金が支給されはことはまったくないです。

まぁただの旅行なので、実費なのは当然です。

 

青年海外協力隊のお金に関する記事は、こちらをご覧ください。

 

www.satoruendo.com

 

なんのために『任国外旅行』という制度があるのか?

 

ここまで任国外旅行というものについていろいろと書いてきましたが、そもそも『なぜ』任国外旅行というものがあるのか。

 

世間のひとからすると

“なんでボランティアなのに旅行してるの?”

と思うかもしれませんね。

 

ハッキリ言って、この任国外旅行の正確な目的はないと思います。

 

ただ、例えばぼくはボリビア隊員として活動しています。

 

ボリビアにずっといると、せっかくボリビアに2年間もいるんだから、少し南米の他の国について知る機会があると嬉しい、と思うようになるんですよね。

 

そういった意味でも、任国外旅行は本当にありがたい制度です。

自分の任国だけでなく、その周辺の国についての理解を深めることができるので。

 

ただ一般の人たちから見ると、ただ遊んでいるようにしか見えないかとしれません。

まぁ正直にいうと、任国外旅行の間は『遊んでいる』というのは、間違いではないのでなんとも言えませんが。

 

とはいえ最大でも一年間の中で20日しか任国外旅行にはいけないので、少し息抜きがてら旅行に行くという意味で、みなさんにも理解してもらいたいところです。

 

会社でも『有給休暇』とかはあるので、それと似たような感じだとぼくは思っています。

 

任国外旅行に行くかいかないかは、隊員の自由

 

任国外旅行という制度はあるものの、実際に任国以外に旅行に行くかどうかは、各自の隊員が自分で決めます。

 

絶対に任国外旅行にいかないといけないというわけではありません。

 

まぁほとんどの隊員はこの制度を利用して他の国へ行きますが、中にはまったく旅行にいかない隊員もいるみたいです。

 

また旅行にいくためには、自分が活動している配属先からの許可ももらわないといけないんです。

 

そのため、もし配属先が任国外旅行にいくことを許可してくれなかったら、いくら隊員が行きたくてもいくことはできません。

 

たいていの配属先は、旅行にいく許可は出してくれると思いますが。

 

結論:任国外旅行は隊員にとってはありがたい

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*任国外旅行で訪れた、イグアスの滝
 

任国外旅行という制度を利用するかしないかは、隊員の自由。

旅行にいくためには、配属先の休暇の許可も必要。

 

自分の意思だけで勝手に旅行にいくということはできません。

 

いくつかの段階を踏まないと行けないのが任国外旅行ですが、やっぱり旅行にいく価値はありますね。

 

シンプルにちょっとした息抜きやリラックスになりますし、いろんな国を自分の目で見るいい機会になるので。

 

いろんな国の文化や習慣に触れて、自分の目で直接見ることで、また新たな発見や気づきがあることも事実。

 

ほとんどの隊員が任国外旅行にいっているという事実もあり、魅力的な制度であることは間違いありません。

 

ぼくも任期のうちは、可能な範囲でいろんな国へ行ってみたいと思います。

 

以上、青年海外協力隊『任国外旅行』に関する記事でした。

 

 

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