遠藤暁のブログ

青年海外協力隊に関することを中心に、海外で感じたことや自分の思いなどを発信するブログです。

【書評】アナロジー思考 アイデアを組み合わせて新たな発想を得る

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こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。

 

読んでみて面白かった本をご紹介する『書評ブログ』。

今回ご紹介する本はこちらです。

 

アナロジー思考

アナロジー思考

 

 『アナロジー思考』

 

ぼくはこの本を目にするまで『アナロジー思考』という言葉は聞いたことがありませんでした。

 

この本はアナロジー思考がどういったものなのかの説明はもちろん、アナロジー思考がどういった場面で使われるかの具体例やアナロジー思考力の鍛え方など、アナロジー思考というものをとことん掘り下げている一冊となっています。

 

おそらくみなさんは今の段階では

“アナロジー思考ってなに?”

と思っていることでしょう。

 

ということでアナロジー思考とはなんなのかをみなさんに知ってもらうのと同時に、この本の内容や感想を述べていきます。

 

『アナロジー』とは?

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本のタイトルにもなっている『アナロジーという言葉。

これがなにを意味するのか。

 

この説明は本文から引用します。

 

日本語でいえば「類推」という言葉が当てはまるが、文字通り、「類似のものから推し量る」ということである。

 

要はすでによく知っている領域となんらかの類似性を有する未知の領域に対して既知の知識を応用して未知の領域の知識を新たに得る構図になっている。

引用:アナロジー思考 細谷功

 

例えば海外へいくために空港で搭乗手続きをする際、毎回荷物検査のやり方をゼロからすべて勉強なんてしないし、入国ゲートの通り方を毎回すべて勉強するひとはいません。

 

各空港ごとに若干の違いはあるにしても大まかには似たような感じなので、ある程度「予測」ができるわけです。

たとえその空港が今までにいったことのない「未知の場所」であっても、今までの他の空港の経験からある程度の推測ができますよね。

 

自分が今までに経験したこと、体験したことをベースに、未知のものであっても「推測」して考えること。

 

これが『アナロジー思考』です。

 

本質的なものを見抜き、『借りてきて組み合わせる』

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 みなさん、新しいアイデアを思いつくときはどんなときですか?

アイディアが思いつく瞬間を具体的に言語化できるひとはなかなかいないと思います。

 

本書では『アイデアに関してこう述べています。

イデアにまつわる話として、「新しいアイデアも結局はすでにあったものの組み合わせでしかない」ということがよくいわれる。これはほとんどの場合において正しいだろう。新しいアイデアは「借りてきて組み合わせる」ことで生まれるというのが本書のベースである。

引用:アナロジー思考 細谷功

 

この『借りてきて組み合わせる』という言葉の『組み合わせる』という部分に関しては、みなさんもイメージがわくと思います。

言葉通り、なにかとなにかが組み合わさった時にアイデアが生まれるというもの。

 

では『借りてくる』とはどういうことか。

 

 

 

 

その物事の『本質的な共通点』を見つけてしまえば、それを他の世界にも適応できるんです。

 

子供が話を聞かないのはなぜか。

この『なぜ』という本質的な部分を把握しておけば、学校の先生でも幼稚園の先生でもサッカーや野球のコーチでも「子どもと関わる仕事」においてはほとんど応用が効く。

 

そして子どもの本質がわかれば、それを『大人』のケース、もしくは『人間』としてのケースにも応用できる。

子供は感情を妙にオブラートにくるむことなく表現するため、反応がわかりやすい。例えば新しいおもちゃにはすぐに反応して夢中になるが、すぐに飽きて別のおもちゃに移ってしまう。大人の世界ではこれほど極端ではないが人間としての本質は変わっていないから、職場のモチベーションを保ったりトレーニングコースでの興味を高めるためには、「飽きさせない工夫」が常に必要だということが学べることもあるだろう。

引用:アナロジー思考 細谷功

 

子供の『本質』を捉えれば、それを大人や人間としてのケースにも当てはめて物事を考えられる。

 

この『本質』を見抜いて捉え、他の物事にその本質を応用していく思考もアナロジー思考なんです。

 

イデアを生み出す上で欠かせない『アナロジー思考力』

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物事の本質を捉え、それを別の世界で活かす。

世の中に存在するものすべてを別々に考えるのではなく、それらの関連性を見つける。

 

『借りてきて組み合わせる』

という言葉にすべてが含まれています。

 

アナロジー思考力が強い人と弱い人の間には、こんな違いがあるんだそう。

アナロジー思考力の強い人はありとあらゆることを関連付けて考え、すべての事象を学びの対象にすると同時にすべての事象をアウトプットの対象にする。それに対して、アナロジー思考に弱い人は、「これはこれ、あれはあれ」とすべての事象を別々に考えるためにまったく応用が利かない。アウトプットもすべて一から考えるために効率が非常に悪いばかりでなく、新しい発想へと膨らんでいくこともない。

引用:アナロジー思考 細谷功

 

世の中にあるほとんどのことは、抽象化して考えればその関係性が見えてきます。

抽象化して本質を見抜く能力があるかどうか。

 

ぼく自身、この能力が本当に低いなと実感しました。

『抽象化』とか一番苦手な分野かもしれません。

 

でもこの能力は日頃の生活の過ごし方の意識を変えれば身につけられるもの。

ではどうすれば身につけられるのか。

 

その答えは、ぜひ自分で本を手にとって読んでみてください。

 

アナロジー思考

アナロジー思考

 

 

 

 

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