遠藤暁のブログ

青年海外協力隊に関することを中心に、海外で感じたことや自分の思いなどを発信するブログです。

ボリビアの首都は2つある? 現地在住者がラパスとスクレの関係を解説します

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こんにちは。遠藤 暁(@str_se)です。

 

みなさん、この事実はご存知ですか?

ボリビアの首都は2つある」

 

おそらくほとんどのひとは知らないでしょう。

ボリビアといえばウユニ塩湖で有名ですが、世界的に有名なのはそれくらい。

 

まさか「ボリビアには首都が2つ存在する」なんていうことは、聞いたこともないひとが大多数だと思います。

 

ボリビア青年海外協力隊として活動する身として、この面白い事実は知ってもらいたいんです。

 

ボリビアの2つの首都は「ラパス」「スクレ」

 

ラパスは国際空港があり、多くの観光客が訪れる国の玄関。

一方のスクレは街が世界遺産に登録されており、ヨーロッパのような街並みが楽しめると海外の観光客からも人気。

 

 

ではなぜ「首都が2つある」という状態になってしまったのか。

本当の首都はどっちなのか。

 

ボリビアに住んでいる者として、せっかくなのでみなさんにもボリビアの「首都事情」を知ってもらいたいので、この記事を書いています。

 

それでは少し詳しく見ていきましょう。

 

 

ボリビアの事実上の首都「ラパス」

 

まず、ボリビアの事実上の首都と言われているのが「ラパス」。

ボリビアには国際空港が2つあり、そのうちの一つがここラパスに存在します。

 

ラパスという街は標高が3000mを超えており、空港があるラパス県エル・アルト市は標高4000m超

富士山のてっぺんよりも高く、世界一高い空港でもあるんです。

もしラパスに来る際は、高山病には十分気をつけてください。

 

 

国際空港があるということもあり国の玄関的存在で、多くの観光客が足を踏み入れる街。

そんなラパスには、国を動かしている政治機関が数多く存在しています。

つまりボリビアの政治はラパスを中心に動いているといって過言ではないので、「事実上の首都はラパス」ということ。

 

大統領府や各国の大使館などもここラパスにあります。

 

ボリビアのことを少し知っているひとは、ボリビアの首都といえばラパスという印象を持っているひとが多いのではないでしょうか。

 

そしてその解釈は、間違いというわけではありません。

政治の中心がラパスにあるから、首都だと考えるのも当然のことですよね。

 

現に、外務省のページにもボリビアの首都はラパスと掲載されています。

www.mofa.go.jp

 

そのため多くのひとが、ボリビアの首都はラパスと考えているでしょう。

 

 

憲法上の首都は「スクレ」

 

しかし、「ボリビアの首都はどこ?」と聞かれたときの正しい解答はスクレです。

事実上の首都はラパスだとしても、ボリビアの本当の首都、憲法上の首都」はスクレ。

 

なので「ボリビアの首都は?」という質問に対する答えはスクレが正解なんです。

 

ぼくが協力隊として活動している配属先の同僚に「ボリビアの首都はどこ?」という質問をしたら、100%スクレという解答が返ってきたんです。

 

続けて同僚に「ラパスが首都なんじゃないの?」と聞くと、「ラパスには政治の機関があるだけ」と返ってきました。

 

なのでラパスはあくまでも重要な政府機関があるだけで、本当の首都というわけではないんですね。

 

ちなみに重要な政府機関のほとんどがラパスにあるものの、最高裁判所はラパスではなくスクレにあります。

 

ということで、ボリビアの本当の首都(憲法上の首都)は「スクレ」。

これが正しい解釈のようです。

 

 

ちなみにこのスクレは街自体が世界遺産に登録されていて、とても美しい街並みです。

街の一部は建物が白く塗られており、ヨーロッパのような街並みだということで海外からの観光客も多く訪れます。

一部の建物は、白い町の景観を保つために白い塗装が義務化されているとのこと。

 

ぼくも一度行ったことがありますが、中心部は本当にヨーロッパのようでキレイな街並みでした。

 

ラパスよりも人が少なく落ち着いた雰囲気の街なので、過ごしやすいですよ。

 

 

なぜ首都が2つあるという状態になったのか?

 

ではなぜ「首都が2つ」という事態になっているのか。

みなさん気になりますよね。

 

1800年代の後半までは、ボリビアの首都はスクレでした。事実上も憲法上も。

スペインの統治から解放され、独立の調印が行われた都市もスクレ。

 

 

しかし1800年代の後半に、ラパスを拠点としていた自由党がスクレを拠点としていた保守党政権を撃破して革命を起こしたんです。

 

そのときに政府の重要機関をスクレからラパスに移し、ラパスがボリビアの政治を動かす事実上の首都となったわけです。

 

本当に簡単に説明するとこんな感じです。

ぼくも全部の歴史を把握しているわけでもないので、あまり詳しい説明はできませんが...。

 

 

ボリビア

・事実上の首都はラパス

憲法上の首都はスクレ

という、非常にややこしい状態になっていますね。

 

 

さいごに

 

現地で生活しているぼくにとっても、「ボリビアの首都は?」と聞かれたらどっちを答えればいいのかわかりません。

 

しかしボリビア人がみんな口を揃えてボリビアの首都はスクレ」と言う事実を踏まえる、やはりボリビアの首都はスクレという解釈が正しいのかなと思いますね。

 

まぁ普段の生活の中で、そこまで厳密に「どっちが正解なのか」を明確にしないといけない場面はないので、困ることはありませんが。

 

 

もしボリビアの首都を聞かれて答えに困ったら、この記事に書いてあることを参考にしてみてください。

 

ではまた!!

 

 

 

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