遠藤暁のブログ

青年海外協力隊に関することを中心に、海外で感じたことや自分の思いなどを発信するブログです。

青年海外協力隊のお金・給料は? 派遣前・任期中・帰国後に貰えるお金を徹底解説

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こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。

 

 

青年海外協力隊に興味を持っているひとが気になることといえば、

 

・その国の治安

 

・どんな職種があるのか

 

・語学力はどれくらい必要なのか

 

・応募するのに資格などが必要なのか

 

など、たくさんありますよね。

 

しかし最も多くのひとが気になるであろうものが、「お金」「給料」についてだと思います。

 

青年海外協力隊はボランティアだから無給で活動するの?

 

・実費で払わないといけないお金もあるの?

 

・現地での生活費はどうするの?

 

などなど、いろんな疑問があることでしょう。

 

 

そこで今回は現役隊員であるぼくが、青年海外協力隊「お金」に関する情報を徹底的に解説していきます。

 

青年海外協力隊で貰えるお金と言っても

 

・派遣前

 

・任期中

 

・帰国後

 

それぞれ貰えるお金が決まっています。

この記事ではそれらすべてを網羅していますので、ご安心ください。

 

ただしはじめに断っておきますが、この記事で紹介するのは

青年海外協力隊及び日系社会青年ボランティア・尚且つ無職での参加で雇用保険非受給者」

が受け取れるものです。

 

シニアボランティアや現職参加の方は支給される金額や内容が全然違うので、その方達は見ても参考にはなりません。

 

 

それでは、長くなりますが最後までお付き合いください。

 (全て見るのが面倒なひとは、最後のまとめだけご覧ください)

 

 

派遣前に支給されるお金

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青年海外協力隊が受け取るお金は、大まかに

・派遣前

 

・任期中

 

・帰国後

の3つに分けられます。

 

そのなかでまず「任国に派遣される前にもらえるお金」について解説します。

 

 

移転料

 

これは「赴帰任に伴う住居の移転のための経費」

 

受け取れる金額は

青年海外協力隊・日系社会青年ボランティア」=87,500円〜123,250円

となっています。

 

任国によって金額が違い、アジア圏や大洋州は低めで中南米やアフリカは高めの設定となっていますね。 

 

 

ボリビアの場合

移転料=114,000円 

 

支度料

 

これは赴任に伴う諸準備のためのお金。

任国にいく際に必要なものを買ったりするためのお金ですね。

 

国による違いはなく、全派遣国一律で90,000円。 

 

国内手当

 

国内手当は任期中に日本国内で支出が必要となったときや、帰国後に生活を立ち上げるために必要な経費への支援という位置付け。

 

・本邦支出対応手当

 

・帰国初動生活手当

 

・帰国社会復帰手当

 

の3種類があり、赴任前に受け取れるのは1つ目の「本邦支出対応手当」です。

 

さらにこの本邦支出対応手当は「訓練期間中」「派遣期間中」にもらえて、赴任前にもらえるのは「訓練期間中」のぶんとなります。

 

訓練期間中に受け取れる金額は、40,000円/月。

派遣前訓練は2ヶ月半なので、計10万円。

 

このお金は訓練終了時に一括で自分の国内口座に振り込まれます。

 

赴任前に支給されるお金の合計

 

結局派遣前にいくらもらえるかを計算してみましょう。

 

移転料+支度料+国内手当(訓練期間分)

 

移転料は国によって違うので

移転料+90,000円+100,000円

 

ボリビアの場合

114,000円+90,000円+100,000円=304,000円

となります。

 

任国に向けての準備を整えるためには十分すぎるほどもらえますね。

 

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任期中に支給されるお金

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続いては任国に派遣されている2年間の間にもらえるお金をみていきましょう。

 

国内手当

 

赴任前にもらえる給料の中にもこの「国内手当」はありましたね。

ただ派遣前にもらえる金額と派遣中にもらえる金額は違うんです。

 

派遣期間中にもらえる国内手当は、55,000円/月。 

この金額が毎月日本の口座に振り込まれます。

 

2年間分の国内手当の合計は

55,000円×24ヶ月=1,320,000円

となりますね。

 

現地生活費

 

これは現地で生活するためのお金。

食費・光熱水道費・日用品代・通勤交通費などがこれに含まれます。

 

*ここに「光熱水道費」が含まれていることを頭に入れておいてください。「住居費」の説明の際に詳しく説明します。

  

この金額は派遣国によって違い、現地の住民の生活実態を基準にした現地生活費調査結果をふまえて決定されています。

 

ちなみに現地生活費は原則3年に一度見直しがされるので、ずっと同じ金額がもらえるわけではありません。

  

ボリビアの場合

現地生活費=455$/月

  

ちなみにこの現地生活費は毎月支給されるわけではなく、四半期ごと(4月、7月、10月、12月)に3ヶ月分がまとめて支給されます。

 

支給されるのは日本の口座ではなく、現地の海外口座です。

 

住居費

 

続いてはこちら。

派遣国で自分が住む家の家賃のこと。

  

これは「限度額」が決められており、その金額の範囲内の家にしか住めません。

そしてこの住居費の限度額も派遣国によって異なり、さらに派遣国の中でも都市によって限度額は変わってきます。

 

ボリビアの場合の住居費限度額

・ラパス首都圏、コチャバンバ市、サンタクルス市=370$

・リベラルタ市、オルロ市、ポトシ市、スクレ市、タリハ市、トリニダ市、オキナワ市、サンフアン市、モンテロ市、キジャコジョ市=230$

・その他=190$

 

といった具合に、かなり細かく決められています。

 

ただしここで一つ注意があります。

先ほどの現地生活費のなかに「光熱水道費」が含まれていましたよね。

 

ぼくがここボリビアで住んでいる家は「電気代・ガス代・水道代の光熱水道費込で、家賃300$」です。

 

つまり家賃のなかに「光熱水道費」が含まれている。

しかし光熱費は「現地生活費」から支払わなければいけないんです。

 

こういった形で、家賃契約の中に食事提供(ホームステイの場合)や光熱費、その他サービスが含まれる場合、家賃額からサービス内容に応じた一律パーセンテージを差し引いた額が「住居費」として支給されるということをご理解ください。

  

その一律パーセンテージは

・食事3食付=30%

・食事2食付(朝・夕)=15%

・食事2食付(朝・昼)=20%

・食事2食付(昼・夕)=25%

・食事1食付(朝)=5%

・食事1食付(昼)=15%

・食事1食付(夕)=10%

・光熱水道費(電気・水・ガス・ケーブルTV・インターネット)=5%

となっています。

 

家賃の中にこれらのサービスが含まれている場合、家賃の金額からこれらのパーセンテージが引かれた金額が支給されるというわけですね。

 

ぼくのパターンを例に見てみましょう。

ぼくの契約内容は「家賃300$(光熱水道費込)」なので、光熱水道費分5%が引かれます。

 

つまり

300$ー15$(家賃300$×0.05)=285$

が1ヶ月分の住居費として支払われるということ。

  

いまいち理解できない人は、家賃の金額分を丸々もらえるわけではないということだけ理解しておいてください。

 

この住居費も現地生活費と同様、四半期ごと(4月、7月、10月、12月)に3ヶ月分がまとめて支給されます。 

 

健康管理手当

 

これは派遣期間1年以上の青年海外協力隊及び日系社会青年ボランティアにのみ支給されるお金。

 

2年間の派遣中に一度だけ支給されます。

受け取るタイミングは派遣期間の半分(1年)が経過した後。

 

この健康管理手当は、心身ともに健康管理を各自でしっかり行うことを支援するものですね。

 

派遣されてから1年が経過したタイミングで、残りの1年も健康に活動してもらうための自己管理を促す目的もあります。

 

受け取れる金額は派遣国による区別はなく、一律361$。

 

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帰国時に支給されるお金

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最後は、2年間の任期を終えて日本に帰国する際に支給されるお金を見ていきましょう。

 

移転料

 

派遣前にも支給されますが、帰国の際にも支給されます。

 

金額は派遣前と同様

青年海外協力隊・日系社会青年ボランティア」=87,500円〜123,250円

となっています。

  

ボリビアの場合

移転料=114,000円

 

国内手当

 

最初に国内手当の説明をしたときに、国内手当には

・本邦支出対応手当

 

・帰国初動生活手当

 

・帰国社会復帰手当

の3つがあるとご紹介しました。

 

この中で帰国時に支給されるのは、2つ目の「帰国初動生活手当」と3つ目の「帰国社会復帰手当」

 

帰国初動生活手当は、派遣期間終了後の引越しなどに対する支援で、帰国直前に一括支給。

帰国社会復帰手当は、その名の通り帰国後に仕事に就くまでの生活費などの支援で、これも帰国直前に一括支給。

 

それぞれの金額は

帰国初動生活手当=10,000円/月×派遣期間

帰国社会復帰手当=20,000円/月×派遣期間

となっています。

 

2年間の派遣期間を全うした場合

帰国初動生活手当=10,000円×24ヶ月=240,000円

帰国社会復帰手当=20,000円×24ヶ月=480,000円

 

2つを合計すると、720,000円

この金額が、帰国直前に一括支給されるということですね。

 

帰国時に支給されるお金の合計

 

帰国直前にいくら支給されるか計算してみましょう。

 

移転料+国内手当(帰国初動生活手当+帰国社会復帰手当)

 

移転料は派遣国によって異なるので、ボリビアの例でいくと

114,000円+240,000円+480,000円=834,000円

となります。

 

帰国してからもしばらくの間は生活に困ることはなさそうですね。

 

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まとめ

 

最後に、派遣前・任期中・帰国後に支給されるお金の合計をまとめておきます。

 

・派遣前→移転料+90,000円+100,000円

ボリビアの場合→114,000円+90,000円+100,000円=304,000円

 

・任期中→国内手当→55,000円×24ヶ月=1,320,000円

*現地生活費・住居費・健康管理手当は任国で使い切ると考えます。

 

・帰国後→移転料+国内手当(帰国初動生活手当+帰国社会復帰手当)

ボリビアの場合→114,000円+240,000円+480,000円=834,000円

 

 こう見ると、かなりのお金が支給されることがわかりますね。

 

ただし記事の冒頭でも書きましたが、今回この記事で紹介したものは全て、

青年海外協力隊及び日系社会青年ボランティア・尚且つ無職での参加で雇用保険非受給者」

に支給されるものです。

  

シニアボランティアや現職参加の方は支給される金額や内容が全然違うので、注意してください。

  

青年海外協力隊に関する「お金」に関する疑問が少しでも解消されたら幸いです。

 

*追記

 

この記事で協力隊のお金事情を詳しく知り、協力隊に興味が出てきたひともいることでしょう。

 

青年海外協力隊は国際協力を志すひとにとって本当においしい制度です。

あのフリーランス国際協力師の原さん(@kantahara)も

 

“海外ボランティアを仕事にしたいなら協力隊を目指すべき”

 

と言っています。

 

こちらの記事では協力隊に関しての魅力が書かれているので、ぜひ合わせてご覧ください。

www.kantahara.com

 

ではまた!!

 

 

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